玉穂眼科での白内障手術(日帰り白内障手術)について
玉穂眼科では2009年の開業より2015年までに中央市・甲府市・南アルプス市・甲斐市・市川三郷町・笛吹市・早川町・身延町・南部町・韮崎市・北杜市等の患者様の日帰り白内障手術を計1,500件以上施行しております。（平成27年3月31日までの実績）
本来は水曜日午後が手術日となっておりますが、白内障手術が混み合っている為、月曜日午後にも臨時で手術を施行し、出来るだけ患者様の待期間を短縮するようにしています。
手術に用いる設備・機器について
近年白内障手術は患者さんに対する負担も減少し、ご高齢の方でも安心して受けていただけるようになりました。
しかし、機械・設備がどれだけ進歩しても、手術による合併症・トラブルが起こる可能性は０にはできません。
当院では手術での合併症・トラブルの発生率をできるだけ減少させる為に様々な努力をしております。
・麻酔科医師による手術管理
白内障手術時には麻酔科専門医が常駐しており、ご高齢の方、合併症のある方でも安心して手術を受けていただくことができます。
痛みを抑える為に工夫をこらした手術を行っており、手術中は眼を触られている感じがする程度で痛みを感じる方はほとんどいらっしゃいません。
・広く清潔な手術室
手術室は清潔維持の為に眼科手術室としては通常の2倍の広さを確保しています。
外科手術にも使用できるクリーンルームでHEPAフィルターによって濾過した空気を循環させており、一般の眼科手術室と比較しても清潔な環境下で手術を施行しています。
・最新の白内障手術機械
県内眼科診療所で初めて最新型の白内障手術機器であるAlcon社センチュリオンを導入しました。
手術中の眼球内部の圧力を一定に保ち、今までの手術機械より安全に、短時間で手術を行うことが可能となり、患者さんへの負担を少なくすることが可能です。
顕微鏡はドイツZeiss社製の白内障手術用の顕微鏡を使用しています。少ない光量で手術が出来るように設計された顕微鏡ですが、術中のまぶしさを抑える為に設定できる最低の光量で手術を行っています。
使用する眼内レンズについて
●眼内レンズは患者様の眼の状態に応じて
・単焦点着色レンズ
・単焦点非着色レンズ
●乱視が強い患者様には
・乱視矯正用眼内レンズ
を使用しています。
どうしてもメガネをかけずに遠くも近くも見えるようにしたいとご希望のある患者様には多焦点眼内レンズ（遠近眼内レンズ）の使用も可能です。
多焦点眼内レンズを挿入した場合、夜間視力は通常の眼内レンズと比較して劣る傾向があります。
職業、趣味等によっては多焦点眼内レンズ手術が向かない方もいらっしゃいます。
その場合は通常の眼内レンズをお勧めしております。
通常の白内障手術の費用は3割負担の方で片目5万円程度、1割負担の方では18,000円（後期高齢者の場合は両眼手術でも自己負担分は合計18,000円）となります。
多焦点眼内レンズ手術は選定医療となる為、通常の白内障手術費用以外に多焦点レンズの代金が必要となります。
多焦点レンズの代金はご希望されるレンズによって異なりますのでお問い合わせください。
手術までの流れ
●初診日
視力検査・前眼部検査・眼底検査等を施行し、白内障手術の必要があるかどうか相談をさせて頂きます。
手術の必要があると判定した場合、手術の日程について相談をさせて頂きます。
●手術前検査日
眼内に挿入する眼内レンズを決める為に必要な検査を行います。
検査後、手術前からの生活についての注意、手術の内容についての説明をいたします。
●手術日
お昼位に来院していただき、手術前点眼の処方を開始します。
手術は午後に行い、通常10分～15分で終了します。
手術終了後はお茶を飲みながら20分程度休憩していただいてから帰宅となります。
手術前の準備・術後安静を含めて滞在時間は合計3時間～3時間半程度です。
手術当日・翌日は車の運転は出来ませんので送迎が必要となります。
●手術翌日
眼帯を除去してから術後の状態を確認します。
術後の生活、点眼薬の付け方等についてご説明をします。
●手術後2日目以降の診察
術後1週間は3回程度の受診が必要となります。その後は診察の間隔を1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月と段々と開けていきながら定期的に診察を行います。
●送迎について
手術日から1週間程度は当院が送迎することも可能です。甲府市・甲斐市・中央市・南アルプス市・笛吹市・市川三郷町等のご自宅もしくは身延線駅までの送迎となります。詳細はお問い合わせください。
待機室
手術前の準備や待機をしていただくお部屋になります。また手術後もこちらで３０分ほど休んでからお帰りいただいております。
